当相談室では、なかなか治らない鼻炎症状【慢性蓄膿症・副鼻腔炎】でお悩みの方からのご相談を承っています。
- 小さなころから鼻炎を繰り返している
- 黄色、緑、または白っぽいドロドロした鼻水が出る
- 鼻の奥から鼻水が垂れて絡む(後鼻漏)
- 口臭が強くなった
- 小鼻の周りや目の周りが痛んだりずっしりと重くなる
- 抗生剤での改善は一時的か、全く効かない
- 嗅覚が弱まっている
- 鼻づまりがひどく口呼吸になってしまう
- 鼻の奥から嫌な臭いがする
主として上記のような症状を伺うことが多いです。
上記のような症状でお悩みの方は、「膿が溜まる仕組み」と「体質改善法」を見直すだけで劇的に慢性症状が改善することがあります。
「蓄膿」の名の通り、この疾患は鼻の周りにある狭い副鼻腔に膿が蓄積することにより、神経や膿の通り道が塞がれてさまざまな不快症状に発展していきます。膿が溜まる・膿を排出できないのは自分の体内にある排膿作用の低下が挙げられます。
冷え・胃腸障害(逆流性食道炎など)・免疫細胞バランスの低下・臓器自律神経の不活性化などから、排膿作用(膿の発生への抵抗力や復帰力)が落ちていくため、これらを引き上げて健康な状態を保っていくことが必要です。
このように、根本からの原因と個人個人違う自分自身の状態・体質を知ることで、自分にとって最適な対策を取れるようになるのです。
※鼻が喉に落ちる後鼻漏でお悩みの方は、下記の解説ページをご覧下さいませ。
当相談室でご提案の際は一人一人じっくりとお話を伺い、患者さまそれぞれの状態に最適な漢方対策をお伝え致します。どうぞお気軽にご利用くださいませ。
※下記解説もご一読いただけますと幸いです。これまでの患者さまとのやり取りはこちら
目次
慢性蓄膿症(慢性副鼻腔炎)により出てくる症状とその仕組み
蓄膿症(副鼻腔炎)とは、外から鼻に侵入する細菌やウイルス等の影響で炎症が起き、狭い副鼻腔に膿が溜まってしまう疾患です。
本来、副鼻腔内の粘膜には繊毛(せんもう)と呼ばれる細かい毛のようなものがあり、それが動くことで溜まった膿を排出できるようになっています。しかし、蓄膿を何度も繰り返したり、体の代謝能力が不足していると複雑な構造をしている副鼻腔内に膿が溜まったままとなり、その部分に更なる炎症が起きて周囲の血管や神経などを圧迫することで下記のようにさまざまな不快症状が起きます。
鼻づまり
基本的には鼻腔内の粘膜に走る毛細血管が拡張し、粘膜が腫れることで空気の流れが悪くなって鼻詰まりが起きます。蓄膿症(副鼻腔炎)の場合、副鼻腔内に溜まった膿が粘膜の腫れを誘発し、物理的にも膿が溜まった分だけ空気の通り道が狭くなり、鼻呼吸が出来なくなります。
また比較的稀ではありますが、こうした炎症を繰り返していると腫れて肥大した粘膜が鼻茸(はなたけ)と呼ばれる塊状のポリープとなり、空気の通り道を塞ぐこともあります。
黄色や緑色の濃い鼻水、口臭
鼻水に細菌と戦ったあとの免疫細胞(白血球など)や細菌の死骸が混ざることで色が着き、粘度が増してネバネバした質感になります。有機物が多く含まれるため、臭いが強いことが多く、口臭の原因にもなります。
また鼻から喉に流れて引っかかりやすく、後鼻漏(こうびろう)の不快感や、喉の慢性的なイガイガを起こす慢性上咽頭炎の素因になることもあります。
頭痛、目の痛み、顔の痛み
主に額~眉間にある前頭洞(ぜんとうどう)、頬にある上顎洞(じょうがくどう)と言われる副鼻腔に炎症が起こることで頭・目の周り・頬のあたりに痛みを感じます。
膿が多量に溜まっていると、その部分が重だるい感じとなることもあります。
嗅覚障害
鼻腔の上部に位置する嗅神経が、度重なる炎症によって傷つくと匂いが分かりづらくなります。乾燥や鼻づまりでも嗅覚は減退し、味覚などに影響することもあります。
好酸球性副鼻腔炎について
通常の蓄膿症(副鼻腔炎)は外部から侵入する細菌やウイルスが原因となるのに対し、好酸球性副鼻腔炎は体内の免疫細胞の1種である好酸球の過剰反応によって起こる疾患です。鼻茸(はなたけ:鼻腔粘膜が腫れて塊になったもの)が繰り返し再発するのが特徴で、一度軽快しても風邪などをきっかけにまた鼻茸が発生します。アスピリン喘息、小児喘息などのアレルギー既往がある方に発症しやすく、国の指定難病の一つです。
細菌性の蓄膿症(副鼻腔炎)は抗菌薬での治療が一般的ですが、好酸球性副鼻腔炎にはステロイド剤が効果的に働きます。但し、ステロイドは自身の免疫反応を抑え込む治療のため、効果は一時的に留まることが多いです。また、ステロイド剤の長期間の服用は重篤な副作用のリスクが高まります。
このように、西洋医学では対処の難しい症状でも、体内の働きそのものを整える作用のある漢方薬が体質改善に働くことがあります。
なかなか治らない蓄膿症(副鼻腔炎)の漢方対策
蓄膿症(副鼻腔炎)を繰り返したり、なかなか治らない理由については人それぞれ様々な体質が関連しますが、大きく分けてその理由は「2つ」あります。
①細菌やウイルスに対する抵抗力(免疫機能)の弱体化(過敏化)
②解毒排出作用の低下
鼻腔、副鼻腔が炎症を起こす「過敏性」については、人それぞれの許容量があります。
同じだけの刺激を受けても鼻炎になりやすい人、なりにくい人にはそこに差があるのです。
また、産生された膿を排出していく基礎的な回復力が不足しているのも大きく関連します。体の冷えや胃腸機能低下などが重なると、有害物質を解毒していく力や溜まった痰や膿が体内に留まりやすくなるためです。
そのため、基本の対策は「細菌などの刺激に強く、治りやすいスムーズに動く体」を作ることです。
その中でも鼻づまりは血流改善、痛みは抗炎症、ネバネバした鼻水や後鼻漏は粘膜の機能向上(潤滑)がそれぞれ必要です。体が大きいか小さいか、もともとのアレルギーがあるか等でも対策が変わります。
一般的に蓄膿症に効くとされる漢方を用いても、治らなかった…と言われる方はここの視点が足りていない場合も多いです。
大切なのは自分の状態を把握して最適なケアをしていくことです。効率的に対策を立てるためにも、どうぞお話を聞かせてください。
※効能・効果には個人差があり、確実な効果を保証するものではございません。
※当薬局では、効果・病状などの経過を伺いながら漢方の変更等も柔軟に検討・対応させていただきます。
よくある質問
Q:漢方と病院薬との併用はできますか?
A:基本的に併用は可能です。しかし、ご提案する漢方によっては併用がおすすめできないものもございますので、現在服用中のお薬は確認させていただき、併用できると判断したもののみご提案させていただきます。
Q:鼻うがいやネブライザー治療と一緒に行って問題ないですか?
A:問題ありません。並行して治療を行うことで外側・内側から効率的に体を整えることに繋がります。
Q:どのような薬をどれくらいの量飲みますか?
A:当相談室が提案する漢方対策では、患者さまの状態に合わせ、粉末・顆粒・錠剤・液剤などさまざまな形を持つ漢方を組み合わせてご提案します。種類によりますが、患者さまの飲みやすい形でご提案もできます。
基本的にこれらの漢方を状態に合わせて2~3種類、1日2~3回の服用を継続して経過を見ていきます。
Q:どれくらいの期間、服用すれば改善しますか?
A:鼻の症状に悩んでいた期間や体内の状態、患部の状態によって改善期間が違ってくるため、一概に言い切ることはできませんが、目安として2~3か月の間に何らかの変化を感じるという患者さまが多いです。その後は「患者さま本人が気にならないレベル」になるまで服用を続けていきます。当相談室の場合、「変化がないのにずっと飲む」ということは避けるべきと考えており、変化がなければ漢方の変更などの再検討も致します。
漢方を服用された患者さまのお声
※効能・効果には個人差があり、確実な効果を保証するものではございません。
副鼻腔炎・口臭 福岡県 Y様 62歳 男性(電話相談)
漢方治療を始めてから1ヶ月くらいで鼻づまりが楽になり夜もぐっすり眠れるようになりました。鼻づまりが落ち着いてからは、口臭も気にならなくなり、今では自信をもって周りの方とも話ができています。ありがとうございました。
蓄膿症 宮城県 S様 33歳 女性(電話相談)
副鼻腔炎 山口県 K様 19歳 男性(電話相談)
※効能・効果には個人差があり、確実な効果を保証するものではございません。
まとめ
蓄膿症(副鼻腔炎)は抗菌薬での治療が一般的であり、繰り返し起こる症状にその場その場で対処したり、長く治らないにも関わらず同じ薬を飲んでいたりと根本的な対処を行えていない方が多くいらっしゃいます。
長く続く慢性的な症状は、身体機能そのものが弱まっていたり動きが滞っているケースがほとんどのため、そこを補助することで劇的に症状が治まっていくケースも少なくありません。
それぞれの体質・体内環境に合わせ、柔軟に対応していくことで継続的な不快感の軽減につながります。長くお悩みの方にこそ、一度漢方対策をお試しいただきたく思います。
ご相談方法
少しでも多くの患者さまのお役に立ちたい。このような思いから、弊社では全国からのご相談をお待ちしております。ご来店が難しい方は、お電話にてご相談をお伺いし、ご希望があればご自宅まで漢方をお届けすることも可能です。
お電話でのご相談の場合、1回のご相談時間は約30分程度となります。じっくりお話を伺うため、ご相談は予約優先制です。スムーズなご相談を希望される場合は、以下の方法で相談可能時間をお問い合わせください。
いずれの相談方法でも、漢方のご提案までは無料ですが、漢方服用を前提としない場合(他社様で飲まれている漢方や病院の処方薬についての問い合わせ等)に関してはご相談の対象外となりますので何卒ご了承くださいませ。
お電話でのご相談
弊社の受付電話番号(0120-928-947)までご連絡ください。スタッフがご希望日時・時間帯をお伺いいたします。
その後は、予約時間に担当のスタッフより直接ご連絡をさせていただきます。
お薬手帳をお持ちの場合は、お手元にご準備ください。
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電話番号 | 0949-28-7688 |
設立 | 昭和33年12月2日 |
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