長引く咳喘息の漢方対策/早めの対処が難治性喘息への移行を防ぐ

カウンセラー岡
なかむら薬局漢方サロン 漢方相談員の岡と申します。この度は咳喘息の解説ページをご覧いただき、誠にありがとうございます。

当相談室では、咳喘息でお悩みの患者さまからのご相談を承っております。

  • 風邪をひいた後、咳の症状だけが残っている
  • 夜中に咳が出て、眠れないことがある
  • 少し長く話すと咳き込んでしまう
  • 季節の変わり目に咳が続く
  • たばこの煙やホコリに敏感になり、かならず咳が出るようになった

上記のような症状が長く続いている方は、『咳喘息』の可能性があります。

現在、長引く咳で病院に受診する方の多くはこの咳喘息であると言われ、近年急増している傾向にあります。

これは気管支喘息の一歩手前の状態であり、咳喘息の状態が長く続くと3人に1人の割合で難治性の気管支喘息に移行すると言われています。気管支喘息へ移行すると、呼吸困難を伴う激しい発作が起こる可能性が高まるため、咳喘息の段階での早めの対策が奨励されています。

「日中は咳が出ないから」「我慢できないほどではないから」と咳を放置していると、さらにつらい症状に発展することもあります。なかなか治まらない咳にお悩みの方は、ぜひ私どもにご相談を頂ければと思います。

咳喘息を繰り返す原因は、自らの体内にあることが多いです。その場合は、漢方が助けになれるかと思います。ご提案の際は一人一人じっくりとお話を伺い、患者さまそれぞれの状態に最適な漢方対策をお伝え致しますのでどうぞお気軽にご利用くださいませ。

下記解説もご一読いただけますと幸いです。

咳喘息の特徴、気管支喘息との違い

咳喘息は、『咳だけが症状として出てくる喘息』で、一般的に言う喘息(気管支喘息)に至る手前の症状です。気管支喘息に見られるヒューヒュー・ゼイゼイという呼吸音(喘鳴:ぜんめい)や呼吸困難がないことが特徴です。

症状が出る仕組みは、気管支喘息と同じく気道・気管支の炎症です。ホコリや気温差などのちょっとした刺激にも反応してしまう“粘膜の過敏化”により、慢性的な炎症が繰り返される・または治まりにくくなることによって咳が続きます。夜中から朝方にかけて咳がひどくなることが多く、日中はほとんど症状がない方もいます。病院の診察可能時間に症状が出ないために、なかなか咳喘息と診断されないケースもあります。

風邪やインフルエンザから起こった上気道の炎症をきっかけに発症される方が比較的多いですが、喫煙もしくは受動喫煙、ダニ・建材等によるハウスダスト、会話による喉への負担、ストレスや疲労による免疫力低下によって咳が出る方もいます。またアレルギー体質の方は、こうした粘膜の炎症を起こしやすいために発症率が高い傾向にあります。

咳喘息が重症化すると、治りにくい気管支喘息に移行します。炎症が長引くことで粘膜が厚く腫れて気道が狭くなり、しばしば呼吸困難に陥る激しい発作を起こすようになります。すると呼吸器機能も低下してしまい、長期に渡る生活コントロールを強いられることもあります。ですので、咳喘息の段階から早期に対処を行うことが重要です。

咳が続くその他の疾患

咳が続く病気は、咳喘息以外にもさまざまなものがあります。それぞれの疾患によって有効な治療法は違いますので、自身の症状に合った対策をすることが早期改善につながります。

百日咳

百日咳菌への感染で咳が続く症状です。通常子どもに多い疾患ですが、成人の感染も増えています。子どもの場合は激しい咳発作が続くために診断も容易ですが、成人が感染した場合はごく軽い咳が続く程度の症状のため、受診および治療が遅れることも多いです。

アトピー性咳嗽

咳喘息と症状はほとんど同じですが、気道に存在する受容体が敏感になることで起こる咳です。気管支までは炎症が拡がらないため、気管支喘息への移行は起こりづらいです。

咳喘息の緩和に有効な気管支拡張剤は効かず、アレルギーを抑える抗ヒスタミン薬などが有効です。

上咽頭炎

鼻と喉の境目にある上咽頭が慢性的な炎症を起こして粘液を分泌し、それが刺激となって咳が出る人もいます。上咽頭炎自体が慢性疾患のため、咳の症状も長く続くことが多いです。

(上咽頭炎の解説ページへ移動)

COPD(慢性閉塞性肺疾患)

タバコの煙や粉塵等によって気管支と肺胞の細胞が破壊され、肺が動かなくなり呼吸機能が低下する病気です。息苦しさと共に痰が増加してしつこい咳になります。肺胞は壊れると元に戻らないため、継続的なケア・治療が必要になります。

心因性咳嗽

ストレスや緊張感によって自律神経が乱れ、気道の炎症などがないのに咳が続く症状です。ストレスの原因への対処、心の状態を改善する漢方薬などを使います。

副鼻腔炎、後鼻漏

鼻に溜まった膿や増加した鼻水が喉に流れ、それが刺激になって咳になります。アレルギー体質の場合は鼻炎症状を繰り返すため、併せて咳症状が起きます。この場合は鼻炎に対する処置が必要です。

(後鼻漏の解説ページへ移動)

逆流性食道炎

胃酸が逆流することによって食道~咽頭の粘膜が傷み、刺激を受け取りやすくなることで咳が出ます。

(逆流性食道炎の解説ページへ移動)

咳喘息の早期改善への漢方対策

中医学では、咳の症状は『冷え』『乾燥』によって起こるとされます。

『冷え』によって血液や臓器の動きが鈍くなって免疫力が下がり、炎症が起こって粘膜が乾燥し、それを繰り返すことで気道の過敏化=咳喘息につながる、と判断できます。

「では厚着をして水を飲めば回復するか?」というと決してそうではありません。慢性的に咳が続いている人は、体の中全体が『冷え』と『乾燥』を生む体質に変わっているためです。

そのため、長引く咳を抑えていくためには一時的な対処だけではなく、下記のように体の流れ自体を見直して体質からの改善を図っていくことが必要です。

①冷え(代謝不足)の改善

指先や足先が冷える、寒がりなどの症状がある方は体内に取り入れた栄養をうまくエネルギーに変換できず、体を温めることができません。また表面上は暖かくても、胃の働きが落ちていたり、軟便ぎみだったり、疲れやすい方は「臓器の冷え」が考えられます。冷えがあると体内の働きが鈍くなり、治癒を遅くする・症状を繰り返す要因となりますのでまずはここを重点に対処していきます。

②免疫力を向上して炎症の繰り返しを止める

粘膜の炎症が治りにくい・繰り返すのは、免疫バランスの低下です。免疫機能というのは、過敏すぎても低すぎても良くありません。体内の免疫を担う「腸」と「肺」の働きを高め、体にとって最適な免疫バランスを保てるようにしていきます。

③過敏反応が起こりにくい健康な粘膜を作る

健康な粘膜というものは、潤いがあってしっかりと血液が流れ、生き生きとした細胞で作られています。水分や血液の流れが滞ると、気道の粘膜は萎縮して乾燥し、異物に対する保護を行う粘液が分泌できなくなることでホコリや冷たい空気に対する過敏症状が生まれます。血液や水分の流れを正し、潤いを保てる細胞を作っていくことで咳を起こす過敏反応が抑えられていきます。

 

もちろん、咳喘息の対策ポイントは上記だけではなく、患者さまそれぞれにおいて最善の方法は違います。しっかりと自分に合った対策を行うことで今とは違う変化が見えてくることもございます。最善の対策を行っていくために、まずはお話を聞かせてください。

※効能・効果には個人差があり、確実な効果を保証するものではございません。
※当薬局では、効果・病状などの経過を伺いながら漢方の変更等も柔軟に検討・対応させていただきます。

よくある質問

Q:漢方と病院薬との併用はできますか?

A:基本的に併用は可能です。しかし、ご提案する漢方によっては併用がおすすめできないものもございますので、現在服用中のお薬は確認させていただき、併用できると判断したもののみご提案させていただきます。

Q:どのような薬をどれくらいの量飲みますか?

A:当相談室が提案する漢方対策では、患者さまの状態に合わせ、粉末・顆粒・錠剤・液剤・丸薬などさまざまな形を持つ漢方を組み合わせてご提案します。患者さまの飲みやすい形でご提案もできます。

基本的にこれらの漢方を状態に合わせて2~3種類、1日2~3回の服用を継続して経過を見ていきます。

Q:どれくらいの期間、服用すれば改善しますか?

A:咳喘息に悩んでいた期間や体内の状態、患部の状態によって改善期間が違ってくるため、一概に言い切ることはできませんが、目安として2~3か月の間に何らかの変化を感じるという患者さまが多いです。その後は「患者さま本人が気にならないレベル」になるまで服用を続けていきます。

当相談室の場合、「変化がないのにずっと飲む」ということは避けるべきと考えており、変化がなければ漢方の変更などの再検討も致します。

まとめ

咳は、体から異物を追い出す重要な働きです。ですが、咳は全身の筋肉を動かすために何度も繰り返すようになると体力を奪い、さらに病気を呼び込むことにもつながりかねません。(咳1回の消費カロリーは約2kcalとされ、半日咳が続くとジョギングをおよそ1時間以上続けた際の消費カロリーと同等になります)また人前に出る職業の方や、電車内や授業中など、日常生活の中で咳を抑えなければならない状況が多い方にとっては喘息は大変つらいものです。

咳喘息のうちからしっかりと体質の改善をしておくことで、咳の早期改善や、治りにくい気管支喘息へと移行するリスクを減らすことができます。

それぞれの体質・体内環境に合わせた漢方対策で、お力になれたらと思います。

カウンセラー岡
繰り返す咳にお悩みの方は、ぜひ一度私どもにご相談くださいませ。

ご相談方法

少しでも多くの患者さまのお役に立ちたい。このような思いから、弊社では全国からのご相談をお待ちしております。ご来店が難しい方は、お電話にてご相談をお伺いし、ご希望があればご自宅まで漢方をお届けすることも可能です。

ご来店・お電話でのご相談の場合、1回のご相談時間は約30分~1時間程度となります。じっくりお話を伺うため、ご相談は予約優先制です。スムーズなご相談を希望される場合は、以下の方法で相談可能時間をお問い合わせください。

お電話でのご相談

①弊社の受付電話番号(0949-28-7688)までご連絡ください。スタッフがご希望日時・時間帯をお伺いいたします。

弊社の受付電話番号(0120-928-947)までご連絡ください。スタッフがご希望日時・時間帯をお伺いいたします。

その後は、予約時間に担当のスタッフより直接ご連絡をさせていただきます。

お薬手帳をお持ちの場合は、お手元にご準備ください。

 

メールでのご相談

下記のお問い合わせフォームより、記入欄に従って簡単に現在の状況・病名などをお知らせください。

スタッフが内容を確認し、補足の質問などを記載したメールを返信致します。その後、ご体調を全て伺えましたら漢方の説明を記載した提案メールを送信致します。

なるべく早めの返信を心がけておりますが、相談の繁忙状況や定休日等により返信にお時間をいただくこともございますので予めご了承ください。

LINEでのご相談

LINEをご利用の方は、『なかむら薬局漢方サロン相談室』のアカウントからもご相談を受け付けております。

下記ボタンよりLINEでの友だち追加をしていただき、トークルームにて
①お名前 ②年齢 ③お悩みの病名、症状 をお知らせください。

友だち追加
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※ご相談の内容によって、お電話相談やメール相談への移行をお願いする場合がございますので予めご了承くださいませ。

その他、何かご不明なことがありましたらどうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。なかむら薬局漢方サロンスタッフ一同、誠心誠意ご対応させていただきます。

お問合せに関する確認事項

※恐れ入りますが、お電話・メール・LINEでのスタッフ対応は下記の【営業時間】内のみ可能となっております。
※漢方相談は【ご相談可能時間】の範囲で承っております。
※メール・LINEでの受付は年中無休ですが、頂いたメールは営業時間内でのみ拝見させていただいておりますので定休日前後は返信までお時間を頂戴する場合がございます。なお、メールをお送りいただいてから7営業日が経過しても弊社よりメールが1通も届かない場合は、お手数ですが受付番号(0120-928-947)までお電話いただきますようお願い申し上げます。
【なかむら薬局漢方サロン営業時間】
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・火曜日~金曜日 10:00~17:00
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◆ 日曜日/月曜日/祝日は定休日となります。

会社概要

会社名 なかむら薬局(有限会社中村薬局)
本店所在地 福岡県直方市津田町11-3
電話番号 0949-28-7688
設立 昭和33年12月2日
本店営業時間

<なかむら薬局調剤部門>
月・火・水・木・金 9001800
土 9001300

<漢方サロン>
火・水・木・金 9301800
土 9301700

本店定休日

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