風邪を引いた後や、花粉症真っ盛りの時期に「鼻水が喉に落ちてくる」 「ドロッとしたものが喉に溜まる」という症状が出る方がおられます。
それは後鼻漏(こうびろう)と呼称され、耳鼻科でも治りにくいとされるものの一つです。
- 鼻の奥に鼻水が溜まり、うまく出せない
- 不快感や息苦しさが一晩中続き、うまく眠れない
- 咳ばらいがクセになり、痛みや刺激を感じるようになる
- 声のかすれや口臭が強くなり、言葉を話すことがおっくうになる
- 喉にドロドロしたものが落ちてきて、飲み込むのも気持ち悪い
- 喉や鼻を意識してばかりで、何事も楽しめない
- 食欲が落ちる、胃腸の具合が良くない
- 飲み込む動きを繰り返し、肩や首が痛い
- 病院に行っても気のせいだと言われて治療がおこなわれない
これらの不快な症状は、薬を飲めばそれで治るということが割合として少なく、長引きやすい傾向にあります。
理由は、この後鼻漏という症状そのものは『病気ではないから』です。
後鼻漏はあくまで現象であり、これが不快感に変わってしまうのが問題なのです。
そのため、個人個人の体の状態についてを見極め、対処していく必要があります。
下記に紹介する知識を、現在の不快感の軽減にお役立ていただければ幸いです。
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目次
後鼻漏という症状について
人は、健康な状態でも1日に2~4L以上という大量の鼻水を分泌しています。
そのほとんどは鼻からではなく、喉に流れ落ちていき、無意識のうちに喉の粘膜が動いて飲み込んで(再吸収して)います。
つまり、鼻水が喉に流れること自体は正常な体の働きなのです。
「適切な量」の「さらさらとした鼻水」を「自然に飲み込む」ことができていれば、不快感は生まれません。
アレルギー性鼻炎・蓄膿症・副鼻腔炎などの炎症性疾患から鼻水の「量が増加」して「鼻水が粘っこく」なったり、逆流性食道炎、ストレスや疲労などから臓器の「自然な動きが保たれなくなる」ことで後鼻漏の不快感は生まれて行きます。
蓄膿症やアレルギー体質に関する治療について
後鼻漏の不快感が起こる原因として、鼻水の量の増加や粘つきが挙げられますが、これはアレルギー症状を起こすヒスタミンの働きや、炎症反応によるところが大きいです。
ですので、まず鼻づまりや黄色い鼻水、透明な鼻水が大量に出る等の症状があれば、専門医に受診して抗生物質や抗アレルギー薬を用い、蓄膿症や副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎の根治的治療を試みるのは大切です。
但し、抗生物質の副作用で胃腸障害を起こしたり、「蓄膿症の手術の後から後鼻漏が始まった」 「鼻水は少なくなったが乾燥感や張り付きの不快感は増した」という患者さまも中にはいらっしゃいます。
この場合は体内の基本的な回復力、または水分代謝能力が元に戻っていないことが要因の一つです。しっかりと根本の部分からケアを行うことが大切です。
病院では気のせいと言われるんだけど…
確かに、「鼻水が喉に流れる」という点においては異常なことはなく、病院で検査を受けた際に蓄膿症や副鼻腔炎、慢性上咽頭炎といった原因疾患が無ければ「気のせいです」と言われたり、安易に心因性と言われて心療内科などを紹介され、がっかりした気分になった方も少なくありません。
但し、不快感が実際にある異常、体内には何らかの異常があるはずです。
西洋医学の検査では出にくい体の不調や循環不足について、生活環境などから総合的に判断していくことが大切です。
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