当相談室では、治療をしていてもなかなか改善しない慢性頭痛、片頭痛でお悩みの方からのご相談を承っています。
- 少し疲れただけで強い頭痛を感じる
- 吐き気やめまいを伴い、寝込むことが多い
- 雨の降る前や季節の変わり目に頭痛が起きる
- 生理前の症状として、腹痛よりも頭痛がつらい
- 頭痛薬があまり効かない、飲むのを止められない
- 頭痛が起きるのではないかという不安で自由に活動できない
- 疲れ目や肩こりが慢性化し、仕事にも支障がある
- 「頭痛でたびたび寝込むなんて」と自分を責めてしまう
- 眩しい明かりが点いている場所が苦手
主として上記のような症状を伺うことが多いです。
頭痛というものは、頭や首周りの筋肉・血管が緊張しすぎても、拡張しすぎても痛みが出ます。また、同じ痛みでも緊張から来ているか、拡張から来ているかによって痛みの対処方法も違います。
ストレートネックなどの骨格的な問題、また片頭痛などが慢性化している方については一般的な対処法も効きにくいか、効いても一時しのぎのことが多いです。そのような場合に、医師から「生活改善」をと言われても、何をどうしていいか分からない方もいらっしゃいます。
痛みを気にすることなく生活していくためには、血管や筋肉をその時々に適した形にコントロールできる体を手に入れることが何よりも大切。全身の働きを整えることに重きを置く漢方薬などの力を借りて、自律神経の乱れや血流の悪化などに対処し、“緊張と緩和”のバランスを自力で取れるようになると、不要な痛みを起こさないことに繋がっていきます。
群発頭痛などの強力な痛みについても、漢方薬で体質改善を行うことでじわじわと発作が緩和した例もございます。
当相談室でご提案の際は一人一人じっくりとお話を伺い、人それぞれ違う状況に合わせて最適な漢方対策をお伝え致します。どうぞお気軽にご利用くださいませ。
目次
頭痛の種類と対処法
「頭が痛い」という現象は同じですが、頭痛が起きる要因・対処法はそれぞれの頭痛の種類で全く違います。
自分の頭痛を見極めて、適切な対処をしていくことが大切です。
緊張型頭痛の特徴と原因
側頭部や肩周りの筋肉が緊張して起こる頭痛です。PC作業など、長時間同じ姿勢が続く・目を使うことが多い・また精神的/肉体的ストレスが大きい方に発症しやすい傾向にあります。
症状の特徴としては、下記のような痛みが出ることが多いです。
- 後頭部からじんわりと重苦しい
- ギューッと締め付けられる感じ
- 肩や首が同時に痛む、または肩や首の痛みが頭痛に変わる
- 吐き気は伴わない
- ストレスを感じると症状が出る
- 頭を動かしても痛みは強くならない
緊張性頭痛の対処法
基本の対処は筋肉の緊張緩和、ストレスへのケアです。筋肉を緩めて血流を促す必要があるため、温めることが基本のケアです。
- 蒸しタオルや入浴で首や肩を温める
- マッサージを受ける、ストレッチを行う
- 同じ姿勢を取り続けない、1時間に1回は体を動かす
- ストレスを感じたら積極的に気分転換を行う
- 意識的に肩の力を抜く、スケジュールや考え方に余裕を持つよう心がける
片頭痛の特徴と原因
血管の収縮と拡張を繰り返す運動によって三叉神経が刺激され、脈打つような強い痛みを感じる頭痛です。片頭痛の原因は遺伝的要素もあると言われており、天候の変化(気象病)など症状が出るきっかけも様々ですが、主として様々な刺激(環境的ストレス、精神的ストレス)に何とか適応しようとして、血管が拡張しすぎた時に痛みが起こる傾向にあります。
症状の特徴としては、下記のような痛みが出ることが多いです。
- 鼓動に合わせて脈打つように痛む
- 頭を動かすと痛み、吐き気を伴う事もある
- 頭の片側だけが痛むことが多い
- お風呂など体が温まると痛みが強くなる
- 光や音を感じることで痛みが強くなる
- 閃輝暗点(目の前にピカピカと光を感じる)、あくびなど頭痛の予兆がある
片頭痛の対処法
緊張性頭痛とは逆に、拡がった血管を引き締めるため、こめかみや側頭部を軽く圧迫したり、冷やす対策が基本です。また、片頭痛の場合は人それぞれ発症のきっかけが違うため、自らの頭痛の傾向を把握した上での予防も大切です。
- 暗く静かな(光と音を抑えた)部屋で横になって休む
- 冷却シートや氷のうで、こめかみや痛むほうの側頭部を冷やす
- 激しくなった血流を一時的に抑えるため、こめかみや眉間を軽く圧迫する
- 酸欠予防のため、ゆったりと呼吸を深くする
- 空腹時には血糖値を上げるため飴玉などを舐める
- 痛み始めには血管収縮作用のあるカフェイン飲料(コーヒー、日本茶)を少し飲む
群発頭痛の特徴と原因
1~2か月間の一定の時期(群発期)があり、その期間中は一定の時間になると非常に激しい痛みの発作を起こす頭痛です。内頚動脈の炎症や三叉神経の過敏化などが要因であるとされますが、詳しいメカニズムはまだ解明されていません。
症状の特徴としては、下記のような痛みが出ることが多いです。
- 目玉をえぐられるような強烈な痛み
- 痛みで顔面紅潮、興奮、目の充血、鼻水、涙など
- 1回の発作は15分~3時間程度、群発期は同じくらいの時間に起こる
- 20代~40代の男性に多い
- 内服の鎮痛剤が効きにくい
群発頭痛の対処法
内服薬が効きにくいため、鎮痛には皮下注射が一般的です。酸素吸入も一部有効とされています。基本的には医師による対処となります。その他予防療法として、発症要因を避ける・ステロイド等を服用することがあります。効果はひとそれぞれで、確実に効果がある予防法は少ないです。
- トリプタン系の皮下注射、医師の指導のもと自己注射の習得もあり
- アルコール、タバコを控える
- 酸素吸入
- 急激な気圧の変化を伴う登山や飛行機には医師への相談を含め充分注意する
- 血管炎症を抑えるためのステロイドを服用する
鎮痛剤の使用過多による頭痛(薬剤誘発頭痛、薬物乱用頭痛)について
頭痛がある場合、鎮痛剤は素早く痛みを抑え、生活に復帰させてくれる上で無くてはならないものです。
ですが、「月に10回~15回以上、3か月以上鎮痛剤を服用した」場合に頭痛が起きる薬剤の使用過多による頭痛(薬剤誘発頭痛、薬物乱用頭痛)という症状があります。詳しいメカニズムはまだ判明していませんが、痛みに対する過敏性が高まったり、含まれている無水カフェインの連用によって頭痛が誘発されているという説もあります。
頭痛がある方は、多くの場合で「痛み止めを飲まないと安心できない」「大事な用事の前に一応飲んでおく」という予防的な鎮痛剤の使用をしていることがあります。また「痛みが出たら飲む」と漫然と服用を続けることで、結果的に新たな頭痛を引き起こしてしまうこともあります。
薬が効きにくくなってきたと感じたり、鎮痛持続時間が短くなってきたと感じる場合は、なるべく専門医の診断を受けましょう。
その後、生活改善や体質改善に取り組み、痛みを抑えやすい体にしていくことが肝要です。
慢性頭痛の漢方対策
慢性頭痛の改善のためには、まず上記で解説したような自分の頭痛のおよそのタイプ、痛みが出るタイミングを知る事です。
これまでの項目で記したような症状タイプ以外にも、体の冷えや血圧、体格、服薬状況、頭痛の他に感じている不快感、これまでの経過(どれぐらい症状に悩んでいるか)、頭痛がひどくなる/やわらぐ状況などが手掛かりになります。
その上で、中医学上でも頭痛の原因とされる「水毒」「血オ」があるかどうか、またそれの改善に働くものを提案します。
「水毒」は体内でも体を潤して炎症を抑えやすくしたり、老廃物を押し流す役目のある水の働きが滞り、上手く流れない状態です。
「血オ」は血流の滞りであり、体の修復や滋養を行う血が上手く流れない状態です。
慢性的な頭痛は、血流の悪化や老廃物の貯留によって引き起こされていることが多いため、体の流れを総合的に整えていくことで劇的に痛みが治まっていく方も多いです。
まずはお気軽に、経緯などをお伺いできれば幸いです。
※効能・効果には個人差があり、確実な効果を保証するものではございません。
※当薬局では、効果・病状などの経過を伺いながら漢方の変更等も柔軟に検討・対応させていただきます。
よくある質問
Q:漢方と鎮痛剤との併用はできますか?
A:基本的に併用可能です。しかし、ご提案する漢方によっては併用がおすすめできないものもございますので、現在服用中のお薬は確認させていただき、併用できると判断したもののみご提案させていただきます。
Q:どのような薬をどれくらいの量飲みますか?
A:当相談室が提案する漢方対策では、患者さまの状態に合わせ、粉末・顆粒・錠剤・液剤などさまざまな形を持つ漢方を組み合わせてご提案します。種類によりますが、患者さまの飲みやすい形でご提案もできます。
基本的にこれらの漢方を状態に合わせて2~3種類、1日2~3回の服用を継続して経過を見ていきます。
Q:どれくらいの期間、服用すれば改善しますか?
A:頭痛の症状に悩んでいた期間や体内の状態、患部の状態によって改善期間が違ってくるため、一概に言い切ることはできませんが、目安として1~2か月の間に何らかの変化を感じるという患者さまが多いです。その後は「患者さま本人が気にならないレベル」になるまで服用を続けていきます。当相談室の場合、「変化がないのにずっと飲む」ということは避けるべきと考えており、変化がなければ漢方の変更などの再検討を致します。
漢方を服用された患者さまのお声
※効能・効果には個人差があり、確実な効果を保証するものではございません。
片頭痛 東京都 Y様 27歳 女性
漢方を飲みだして今日で2ヶ月が経ちますが、お陰様で頭痛で悩まされることは殆ど無くなりました。雨が降る前は必ずと言ってよいほど頭が痛かったのですが、ここ最近は、それも起こっていません。今まではいけないと思っていても鎮痛剤に頼ってばかりでしたが、ようやく止められる日が来たと思っています。本当にありがとうございました。
緊張型頭痛、片頭痛 静岡県 H様 54歳 女性
ホルモン治療も思ったほどの効果が出ず、更年期障害の改善にもなればと漢方薬を提案していただいたら、2週間ほどで嘘のように頭痛が治まりました。その後は頭痛が出たり出なかったりを繰り返しましたが、現在はおおむね調子よく過ごしています。
緊張性頭痛 京都府 O様 32歳 男性
仕事の量はさほど変わらないままでしたが、漢方を飲みだしてから明らかに肩に入る力が抜け、疲労感が取れてきました。そこから徐々に頭痛が和らぎ、3か月経ったら1日仕事をしていても頭痛はなく、体力が余るようになってきました。元気になってきたという実感が出て来て嬉しく思います。
※効能・効果には個人差があり、確実な効果を保証するものではございません。
まとめ
頭痛はさまざまな体の異常を示すサインともなるものです。中医学では「不通即痛(通じざれば即ち痛む)」と言って、体内を巡る血や水の流れが悪くなることで痛みを起こすと考え、流れを止めている原因や臓器の異常を疑っていきます。
特に、体を動かす機会が少なく、逆にスマホやPCで目を使い、ストレス(=緊張)が多い現代人は慢性的に頭痛を起こしやすい条件が揃っています。15歳以上の4割が頭痛に悩むと言われるほどにありふれた症状ではありますが、これを放置しているとさまざまなサインを見逃し、大きな病の元になったり、他の不快な症状を呼び寄せやすいです。
鎮痛剤でいったんは痛みが無くなるために後手に回りやすいですが、1か月に1箱の鎮痛剤が無くなるようであれば、専門医への受診をおすすめします。そのうえで、体の流れを止めないように体質改善を行えば、頭痛の改善のみならず、元気な毎日を手に入れることに繋がるのです。
それぞれの体質・体内環境に合わせ、柔軟に対応していくことで不快感の軽減につながります。長くお悩みの方にこそ、一度漢方対策をお試しいただきたく思います。
ご相談方法
少しでも多くの患者さまのお役に立ちたい。このような思いから、弊社では全国からのご相談をお待ちしております。ご来店が難しい方は、お電話にてご相談をお伺いし、ご希望があればご自宅まで漢方をお届けすることも可能です。
お電話でのご相談の場合、1回のご相談時間は約30分程度となります。じっくりお話を伺うため、ご相談は予約優先制です。スムーズなご相談を希望される場合は、以下の方法で相談可能時間をお問い合わせください。
いずれの相談方法でも、漢方のご提案までは無料ですが、漢方服用を前提としない場合(他社様で飲まれている漢方や病院の処方薬についての問い合わせ等)に関してはご相談の対象外となりますので何卒ご了承くださいませ。
お電話でのご相談
弊社の受付電話番号(0120-928-947)までご連絡ください。スタッフがご希望日時・時間帯をお伺いいたします。
その後は、予約時間に担当のスタッフより直接ご連絡をさせていただきます。
お薬手帳をお持ちの場合は、お手元にご準備ください。
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