≪体質別アレルギー・感染症予防法≫
まだ寒さを感じますが、徐々に気温が緩む日も増えてきました。
このような時期は季節が動くことで体が動かされ、寒い時期には感じにくかった症状がにわかに出てくる方も増えます。
何となく不安で気持ちが焦ったり、眠りが浅くなったり、鼻や喉の調子が悪くなる等…
またはアレルギー症状や感冒のように、自分の体の調子によって強弱が出る疾患は今の時期には特に注意です。
今回は、およその体質タイプに合わせたアレルギー・風邪予防法をまとめます。
当てはまる症状のある方は、体質に併せて予防対策をとっていきましょう。
■「風」タイプの方
・日によって気になる症状が違う
・上半身に症状が出やすい
・症状に波がある
不安定に動く性質を持つ風タイプの方は、
なるべく食事時間や睡眠時間を毎日合わせるなど規則的な生活を心がけるのが◎。
香りの良いもの、辛味のある食材で、体を刺激して病魔の発散を心がけましょう。
おすすめ食材:しそ、三つ葉、にら、ねぎ、柑橘類
■「湿」タイプの方
・下半身がむくんで冷えやすい
・食欲不振、胃もたれ
・口がネバネバする、痰が多い
体に余分なものが溜まりやすい湿タイプの方は、
水分を調整する消化器のケアと運動量の増加がキーポイントとなります。
但し急激な運動は× ゆっくりと無理のない範囲を心がけ、保水作用の高い甘い物の食べ過ぎ、または塩分の摂り過ぎに注意しましょう。
おすすめ食材:はと麦、小豆、もやし、緑豆春雨
■「熱」タイプの方
・皮膚や粘膜の熱感、赤み、痛み、炎症
・膿が溜まりやすい(ニキビ、副鼻腔炎など)
・口の乾き、口臭
熱が発生しやすく、かつ発散しにくい熱タイプの方は、
イライラやストレスなどで体内に大きな負担が掛からないように対策を。
暴飲暴食、早食い、またアルコールや香辛料など急激に体を温めるようなものはなるべく避け、ゆったりとした心持ちと生活リズムを維持するようにしましょう。
おすすめ食材:ごぼう、レタス、きゅうり、豆腐、緑茶
■「燥」タイプの方
・皮膚や目の乾燥、痒み
・喉や鼻の乾燥、から咳
・便秘気味でコロコロ便
乾燥が特に気になる燥タイプの方は、
潤いや栄養を保持しにくいため、無意識に「血」「水」が足りなくなることに注意。
ウイルスやアレルゲンの入口である鼻・喉を強くするには潤いが必要なため、こまめに水分を補給しつつ、毎日三度の食事でなるべく多くの品目(栄養分)を取りましょう。
おすすめ食材:ほうれん草、大根、りんご、蜂蜜、手羽先
健康増進法はさまざまなものがありますが、自分の体質に合わないとあまり効果を感じられないことも。
自分のタイプを見極めて、より体に合った方法で健康を守っていきましょう!
体質に合わせた漢方をご希望の方はぜひご相談くださいませ。