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皆さまこんにちは。なかむら薬局漢方サロン相談室の岡です。

じめじめとした湿気の強い季節になりました。

梅雨時は暑くなったり肌寒くなったり、気圧が高くなったり低くなったりを繰り返すため、体調不良になりやすい季節でもあります。

これからぐんぐんと上がる気温に対応できるかどうかは、ここでしっかりと体調を整えていけるかどうかで決まります◎

夏の健康のキーワード「臓器の冷えを防ぐ」「水分代謝を良くする」を合言葉に、真夏に向けて準備を始めていきましょう!

◎冷たいものの食べ過ぎは程々に

ぐんぐんと気温が上がり、氷で冷やしたドリンクやアイスクリームが一層美味しい季節ですが、

常に冷たいものを口にしていると胃腸を始めとした臓器がどんどん冷えて行きます。

身体の深部体温(体内の体温)は37℃以上あるのが通常です。

それよりも冷えると、食べ物の消化がしづらい・血液の巡りが悪くなる等、体調不良の要因になります。

普段飲んでいるお茶に常に氷を入れている…という方はできるだけ控えめに。

生ものや果物など、冷やしたほうが美味しいものも食べ過ぎないように注意!

どうしてもの場合は、食べた後に温かい飲み物をとってバランスを取りましょう◎

◎正しい水分補給を心がけよう

1日2リットルを絶対に取る!とガブガブ水を飲むのは胃腸に大きな負担が掛かります。

水分補給の基本は「少しずつ」「こまめに」取るです。

目安は1時間に200ml。1口~2口を10~15分ごとに取っていくとちょうどよいかと思います。

また、1日2リットルというのは、一般的に1日のうちに消費する水分から逆算しているため、これを全て液体として摂る必要はありません。

食物から1リットル程度は食事として水分を取っている計算になるため、無理をせず、500mlペットボトルを2~3本くらいを1日かけてゆっくり飲みましょう。

◎運動&リラックスで血流を維持しよう

血流は体温調節と脳機能維持に関わってきます。

汗などで出ていく水分が多くなると、血液がしだいにドロドロと流れにくい状態になっていきます。

すると血管を広げて熱を逃がすことが出来なくなったり、脳内の毛細血管に血流が行き渡らなくなり、これが夏バテや熱中症の要因を作っていくのです。

自律神経で血管の収縮・拡張を行うため、切り替えのための体内トレーニングを日頃から意識することが大切です。

日中デスクワーク等で運動が足りていないと感じる方は、座った状態で足首を上げ下げしたり、トイレに立った際に少しだけ遠回りをする、一駅分歩く等の「ながら運動」を。

家の中では「完全に気分を切り替える」ことを意識しましょう。家事を終えたら趣味の時間を作る、アロマを炊く、入浴の時間をじっくり取るなど、日中の活動から脳を切り離し、自分を労わってリラックスすることが大切です。

こうして緊張と弛緩をバランスよく行うことで自律神経が整い、血流の維持が少ない力でできるようになります◎

健康を作るのはやはり日常生活によるところが大きいです。

体内の水や熱、循環を意識して過ごすことで自然と体調不良を防ぐことに繋がります◎

どうぞご参考いただけましたら幸いです。

 

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